当たり前のように流れる川
その流れに流したいもの
それは捨てたい 悲しみ、怒り、寂しさ
一人、夕暮れのセピア色した川辺に立ちすくみ
溢れる想いを 願いを 手のひらに握り締める
小さな石に閉じ込めるのさ
そして 涙と共に想いを投げ打ち込むのさ
憎しみ、争い、叶わぬ想い
みんな、全て、見えないように
流れてしまえばいい
溶けてしまえばいい
壊れてしまえばいい
還る時のない時間を求め
流したい心は流れて行けばいい
希望という光の水を求めて掬い上げたい その全てを
涙にぬれた乾かぬ石を ただ見つめ 暗闇で星と囁く悲しい夜
小さな手の温もりだけを 感じて抱きしめて守りたい