星になった眠る母に 気づいてしまったこの夜
動かないあなたの顔を見てそう思ったの
「お母さん」 何となくそう思っていた。
だって僕に似た人が居るんだもん
素直に言えなくて うまく言えなくて
涙する父の心を僕なりに頑張って耐えたんだ
全ては知らないけれど 知らないから僕は今日も生きれる
いつか いつの日か 会えたらいいな
深い眠りの中で夢の中で考えている
優しく抱いてね 怒らないでね
君の涙の数だけ一緒に居てあげられるから
一緒に居てあげたいから
いつまでもそばに居させて
ずっとずっとそばに居てね
4歳になる母を失った次男と葛藤する父親のことをポエム調?にした作品です。
毎日、就寝前に遺影に手を合わせ、祈り、感謝する父を察してか死んだことを誰にも説明されていないにも関わらず感じ取っていて、かえってそれが辛い父がそこにいました。「この人は誰?僕のお母さん?」私はごまかしました。「知らん!よくわからん」ゴメンなさい。いつか話をするからね。涙に濡れたこの夜のことは一生忘れられないでしょう。お母さんになってあげられない自分が不自由です。