静まり返った真夜中の暑い夜に
僕は孤独な風を探し続けていた
緩やかな坂を走ると薄黄色の街灯の下
そこには心休まる秘密の1つの山小屋
いつも一人なのにどうやら先客がいる
小さな赤と白い1台のヤマハのバイク
恋の予感はもう始まっていた この瞬間に
いつもと違う匂いがした
いつもと違う色を感じた
こんばんは。何処から来たの?
彼女は待っていた。僕を待っていた
明かりの下でヘルメットが光ってた
夏の終わりに鈴虫の声だけが聞こえる、
好きなようでまだ僕にはわからなかった
ただ一緒にいたい気持ちだけで時過ぎる
互いに連絡先は全く知る事も全く無かった
ただもう少し一緒に居たい
ただもう一度笑顔が見たい